田舎出戻り隊  隊長日記

9年間の都会暮らしを経て田舎に出戻った29歳。田舎の良さや悪さ、日々の田舎暮らしについて発信していきます。

田舎の兼業米農家について 農業は儲かるの?

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こんばんわ。

田舎出戻り隊隊長です。

 

田舎あるある、兼業農家について本日はお話ししたいと思います。

 

 

隊長の家は、私が覚えてる限りおじいちゃんの代には兼業で農家をしており、

 

お爺ちゃん亡き今、父・母・私の3人で農業(米作り)をしております。(3人とも兼業)

 

 

まず、田舎に移住し、農業で飯を食いたい方。

 

ハードモードすぎるのでお勧めしません。

 

農業(米)を自分で始めるにあたり、機械1式そろえようと思うと平気で1千万はかかります。

倉庫、田植え機、コンベアー、稲刈り機、草刈り機、乾燥機、もみすり機、選別機、肥料代等々。ある程度資産がある方でないと新規で農業を始めるのは難しいと思います。

 

また、土地探しから始まりますが、田舎特有の知らない人に田を貸すのは皆さん消極的なので、土地を借りるor買うのが難しいです。

 

それに加え、米を大量に作ったとしても、農協買取価格は現在うちの近所の田舎では60kgあたり12,000円の買取価格です。

 

1反=991.74平米=約10アール

 

おおよそ10アールで600kg米がとれるといわれますから

 

1反の田んぼあたりJAにすべて売って12万しか残らないのです。

 

1町(10反)しても120万。

 

5町(50反)してやっと600万

 

なかなか厳しい世界です。

 

但し、農協売りは市況でも最も安い単価での取引になりますので

 

自分でお客さんを捕まえて高い値段で売れば話は別です。

 

最近でいえば、無農薬等、やはり高い値段で売れるみたいですが手間がかかりますので兼業レベルでやっている方は少ないかと思います。

 

隊長の家では、1町5反(兼業では多い方)米を作っています。

 

先ほどの計算で行くと

 

15反x600kg=9000kg

 

すべて農協に売ると

 

9000kg÷60kgx12000円=1,800,000円の取れ高となります。

 

ただ、隊長の家では一般のお客さんを結構持っている方なので、もう少し高い値段で売っています。

 

そう考えると、機械等の設備投資費は不要なので兼業でやる分には儲かっている方かもしれません。

 

ただ、兼業農家で一町5反やるとなると、3月~11月までは土日の休みは雨が降らない限りありません。

 

父・母・隊長の3人で田んぼの面倒を見ているので、実際人件費換算するとやる意味あるのか・・ともなりますが、家でだらだらしていると何もお金にはつながりませんので、兼業で農業をやるときちんと収入にはつながるので

 

やっている意味は大いにあります。

 

また、隊長は父、母共元気なので地域でもそこそこやっている方なので

 

もう田んぼをやめたい方などから田んぼを借りて,より農地面積を増やすこともできます。

 

そう考えると、実家で農業をやっており、機械等も一式そろっている方などは

 

実家に戻って働いても給料安いしなぁ、、、と考えず兼業で農家をすれば

 

そこそこな収入になるのではないでしょうか。

 

 

また、兼業農家をやっていて一番思うことは

 

自分で作った米はどこの米よりうまい

 

です。新米を食べたときは一番幸福度を感じます。(水気多くてべちゃりますが笑)

 

 

収入もそうですが、やはりこれを味わいたいから農業はやめられないんでしょうね。

 

 

ということで今日は田舎の兼業農家についてでした。

 

また、田舎についていろいろ書いてますのでよろしくお願いいたします。

 

 


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