田舎出戻り隊  隊長日記

9年間の都会暮らしを経て田舎に出戻った29歳。田舎の良さや悪さ、日々の田舎暮らしについて発信していきます。

田舎の消防団について説明!メリットデメリットについて

 

こんばんは。

田舎出戻り隊隊長です。

 

本日は田舎の消防団について書いていきたいと思います。

 

まず、消防団とは何か。

都会の方はあまり聞きなじみがなく、消防士と何が違うのかと思う方がいらっしゃると思います。

 

 

 

 

消防士

消防本部に勤務する地方公務員

 

消防団

消防組織法に基づいて各地域に設置される、一般市民で構成される消防機関

非常勤特別職公務員という位置づけ

 

要は消防士は試験を受けて就職する地方公務員

消防団は一般市民での有志での消防機関(一応非常勤公務員扱い)

 

なわけです。

 

以前ちらっと消防団についての記事も一部書かせてもらいましたが

 

www.inakademodoritai.me

 

今日はもっと詳しく書いていきたいと思います。

 

消防団の基本的な活動としては

消火活動

遭難などの捜索

月に1度の集会

2か月に1度のポンプ点検

操法大会

操法大会の練習

春夏秋冬の特別警戒

 

など様々な活動があります。

 

メリット

消火活動や、遭難時の捜索など、ここについては

田舎なので山火事や野家事、山の遭難等ごくたまにありますので消防団員は招集されます。

たとえ仕事中であっても強制招集です。

 

なかなかつらいところですね。

ただ、最近では子供の山での遭難などニュースになることが多々あるので、

こういったときは地域に消防団があってよかったと、なるのでしょうか。

 

一応給料が出る

出動手当、年間の給料が一応出ます。

一応と書くのは後で説明します

 

メリットは以上です。

 

 

デメリット

 

操法大会

操法大会については全国の消防団たちの大会といいますか、

消防技術を競い合う大会があるのですが

これに熱心な地域の消防団であれば生半可な気持ちで入団するのはお勧めしません。

操法大会前になれば熱心に毎朝5時に集合して練習をする熱心な団も有りますので

そんな団に入ってしまったものなら、練習強制参加は当たり前、夜も何かと会議等集会があり、また練習にはOBが来て偉そうに指導が始まる始末。

もう部活なので移住先での消防団の活動については注意深く情報を取っといた方がいいです。

 

強制招集

仕事中に家事などが起きた際は強制的に招集されます。

仕事中でもみんな出ていきます。

大変です。

 

猛烈な勧誘

消防団員は自分が抜けるときに鉄の掟で身代わりを用意しなければなりません。

そのためには若い人間がいる家にある程度目星をつけています。

目をつけられたら最後、何度断っても家に来て勧誘を受けることになります。

私は極力気配を消し生活しています。

忙しい等は理由になりませんので理由をしっかり考えといてください。

 

体育会系ノリ

昔よくありましたが、田舎の消防団が旅行でハメを外しすぎて警察のお世話になること。

以前飲酒して消防車に乗って問題になったこともあったので詰め所にお酒を置くことすらも禁止になっていると思いますが未だに消防旅行でけっこうやんちゃしている人たちの話は聞きます。

また、生え抜きの田舎者たちで構成された団も有りますので、中学時代のような上下関係がいまだに存在しているところも有ります。

もう大人なんだから、と思いますが第2の青春を謳歌されている方も中にはいらっしゃるので入団の際はご注意ください。

 

給料は出るが、それが自分のもとに出るかは謎

国からは消防団員に対し出動手当、年間の給料として出されているはずなのですが、

なぜか手元に配分されない分団、配分後徴収される分団も有ります。

経費、飲み会、旅行代に回され配分されないケースです。

田舎だとこれが散見されますので、入団される前にきちんと説明を受けといた方がいいです。

 

 

消防団のメリット、デメリットについて書きましたが、

いざ、火事や遭難が起こった時は地域住人からは頼りにされる存在ですが

その内情はメリットよりデメリットの方が多く

政府は地域住民が「消防団員になりたい」と思う団を形成する必要性を感じます。

 いまのままですと、消防団に入りたくないので田舎から出る、消防団があるので

田舎に移住したくないという方が多数ではないでしょうか。

 

以上、隊長でした!

 

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